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空き巣を生んだ不動産業界の危ない「慣習」とは

鍵

ワンルームマンションを狙って空き巣を繰り返していた男が昨年秋、大阪府警に逮捕された。

男はマンションの空き部屋に侵入し、ベランダ伝いに隣室に移動する手口で20件以上の犯行を重ねていたが、空き部屋には鍵を使って玄関から入っていたという。

管理人でもないマンションの空き部屋の鍵を、どのようにして入手したのか。

背景にあったのは、男の経歴と不動産業界の一部で定着したある慣習だった。

※引用元:ITmedia ビジネスオンラインより



気になる記事がありましたので、ご紹介します。

ワンルームマンションを狙った空き巣の犯行手口ですが、空き部屋から侵入していたとのこと。

なぜ管理人でもない犯人が空き部屋に侵入できたのか…。


> 悪用したのは物件の内覧用の鍵。管理する不動産業者がガスや電気のメーターボックス内などに隠しておいたものだった。

これには驚きです。子供頃は、家の鍵の置き場所といったら「ポストの中」などが一般的にありましたが、管理物件の鍵をそのような場所に置いておくとは信じられません。

私も数えきれないぐらいの物件案内をしてきましたが、立ち合いが無い場合の鍵はキーBOX内に保管するのがほとんどでしたし、ポスト内であってもダイヤルタイプのロックがかかるポストでしたので、番号を知らない人間が明けることはできない仕組みでした。



>大阪府内のある不動産業者の男性は「珍しいことではない」と明かす。本来、空き部屋の鍵は各マンションの管理会社が保管>し、内覧の際は仲介の不動産業者がその鍵を借りて案内する。しかし、1日で複数の部屋を内覧する場合、管理会社を回って>いては時間的なロスが生じる。男性は「お客さんを待たせないことを考えた結果、こうした慣習が定着したのではないか」と>話す。

あり得ないですね。時間的なロスは想定内のはずですから、無理をしない物件案内を提案するのが業者側のスキルというものではないでしょうか。やんわりと管理会社とお客様のせいにしているようにも聞こえます。



弊社では事務所近くの管理物件内見は全て立ち合いとさせていただいております。

立ち合いをすることで、内見者とのコミュニケーションもとれますし、質問などにも答えられるメリットがあると考えます。

しかし、電車で30分もかかるような管理物件ではキーBOXを使い、現地対応とさせていただいております。

それでもロックのかからないポスト内やガスメーター内などに鍵を保管することは絶対にありません。



犯人は不動産業に従事していた経験があり、空き部屋の鍵が簡単に手に入る物件が多かったと供述しています。

にわかに信じがたい話ですが、現実に起こった事件ですので、改めて内見鍵の保管について考え直す必要があると思います。








 

更新日時 : 2019年03月15日 | この記事へのリンク : 

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